スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
◆ブログ移転しました◆
新しいブログ『馬事総論ドットコム』を開設しました。今後はこちらのブログで更新を続けます。
新しいブログのURLはhttp://bajisouron.com/です。
恐れ入りますがお気に入りの変更をお願いします。

スポンサードリンク

follow us in feedly

[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

ハットトリックの代表産駒で、2011年フランス年度代表馬に輝いたダビルシムが現役を引退。今後はフランスで種牡馬生活を送ることに


2013_5_14ダビルシム
Photo by courses-france.com

 ハットトリックの初年度産駒として、フランスでGⅠ2勝を記録するなど大活躍したダビルシム。

 日本でもその名はハットトリック自慢の孝行息子として良く知られていますが、先日そのダビルシムが現役を引退し、フランスで種牡馬入りすることが明らかになりました。


スポンサードリンク

■2歳馬として20年ぶりの仏年度代表馬に輝く

Dabirsim bows out / RACINGUK.COM

 ダビルシムは父ハットトリック、母Rumored、母の父ロイヤルアカデミーという血統(詳しくはこちら)のフランス産の4歳牡馬。

 母のRumoredがお腹の中にハットトリックの仔を受胎したままフランスへと輸出され、現地で持ち込み馬として誕生したのが後のダビルシムです。

 その後は、1歳時にドーヴィルで行われたオーガストイヤリングセールでセリに掛けられるのですが、その時の購買価格が3万ユーロ(日本円にして約390万円)と言いますから、後の活躍を考えると結構お得だったのではないかと思います。

 2歳の6月、フランス・ボルドー近郊のラ・テスト競馬場でデビューしたダビルシム。芝1200mで行われたデビュー戦では、スタートで出負けしたにも関わらず、馬なりのまま後続を10馬身千切るという鮮烈なデビューを飾ります。

 そして2戦目も馬なりのまま危なげなく勝つと、3戦目は重賞カブール賞(仏GⅢ)に挑戦。中団後方から父のハットトリックを思わせる鋭い末脚で快勝。自身、そして父共に嬉しい重賞初制覇となりました。

 4戦目からは世界ナンバー1ジョッキーの呼び声高いフランキー・デットーリ騎手とコンビを組んだダビルシム。初のGⅠ挑戦となったモルニー賞(仏GⅠ)を3馬身差で圧勝すると、続いてフランス2歳王者決定戦、ジャン・リュック・ラガルデール賞(仏GⅠ)へと出走。

 このレースではスタートで煽ってしまい最後方からの競馬となってしまいましたが、最後の直線、鞍上のフランキー・デットーリ騎手がダビルシムを最内に導くと、まさに『爆発的な』と形容するに相応しい末脚を披露。必死に逃げ込みを図るSalureをゴール前で差し切り、5連勝でGⅠ2勝目を飾りました。

 この時ダビルシムが見せた素晴らしいパフォーマンスに対し、これまで世界中で幾多の名馬に跨ってきたデットーリ騎手が『今まで乗ってきた2歳馬の中で最高の馬。間違いなくスーパースターになれる』とコメントするなど、その走りが各所で絶賛されていたダビルシム。

 その年のカルティエ賞ではレーシングポストトロフィー(英GⅠ)を制したキャメロットを押さえ、カルティエ賞最優秀2歳牡馬に選出されると共に、なんとその年のフランス年度代表馬にも選ばれました。

 フランスで2歳馬が年度代表馬に選ばれたのは、1991年にブリーダーズCジュヴェナイルを圧勝したアラジ以来、実に20年ぶりの出来事。

 この事実1つをとっても見ても分かるように、この時のダビルシムはまさにフランス競馬史上に燦然と輝く、屈指の名馬と言える存在でした。


■1度の敗戦でリズムが大きく狂い、そして引退・・・

 大きな期待を持って迎えた3歳シーズン。昨年手綱を取っていたデットーリ騎手はゴドルフィンとの契約が有る為、大レースでの騎乗が難しい状態。

 さすがに大レースでの頻繁な乗り代わりは困ると、陣営はフランスナンバー1ジョッキーであるクリストフ・スミヨン騎手に白羽の矢を立て、優先騎乗契約を結びます。

 これで準備は万端。あとはレースで結果を残すのみ・・・だったのですが、フランス2000ギニーへの通過点と思われていた前哨戦フォンテーヌブロー賞(仏GⅢ)で、生涯初となる思わぬ敗戦を喫してしまうダビルシム。

 これでリズムが狂ってしまったのか、続く本番のフランス2000ギニーでも道中折り合いを欠いてしまうなど、チグハグな競馬を展開。直線でも思うように伸びきれず、勝ち馬から1馬身差の6着と終わってしまいました。

 レース後、同馬を管理するフェルラン師とスミヨン騎手は、揃って『ダビルシムにとっては距離が長かった』とコメント。2歳時はスプリント路線で結果を出していた馬なので、今後はマイル路線は諦めスプリント路線への転向を示唆するコメントを出します。

 その後はジュライカップ(英GⅠ)への参戦を示唆したものの、数日後に取り消し秋まで休養させると発表したり、秋はフォレ賞(仏GⅠ)を目標に調整されると陣営から発表され、実際一次登録も為されたのですが結局出走はせず・・・。

 個人的にも同馬の動向は気にしていて、『どうしてるのかな?』と思っていたのですが・・・。

 どうやら2000ギニー後にダビルシムに脚部不安が発生。なんとか復帰させようと必死の努力を重ねられていたようですが、思った以上に状態が悪くこれ以上の現役続行は無理と判断。

 今年の4月17日。ダビルシムの現役引退と種牡馬入りが、馬主のシモン・シュプリンガー氏から発表されました。


■種牡馬として大成功を期待したい

 今後はフランスで種牡馬生活を送ることになるダビルシム。

 現時点ではどこで繋養されるかは明らかになっていないようですが、近年フランスではダビルシム自身や、ディープインパクト産駒である仏1000ギニー馬ビューティパーラーの活躍などにより、サンデーサイレンス系の評価が高まっています。

 その為ハットトリック産駒であるダビルシムに対しても、種牡馬としての期待は相当高まっている筈。ヨーロッパでも近年は短距離で結果を残した馬のほうが種牡馬として成功し易い傾向が出ていますし、ダビルシム自身は2歳王者に輝くなど仕上がりの早さを見せています。これは種牡馬として良いセールスポイントです。

 そしてサンデーの血はヨーロッパでは異系ともいえる血なので、配合相手に全く困らないというのが一番大きいですね。どんな血統の馬にでもつけられると言うのは、種牡馬として最大の強みですから。

 こういった諸々の条件を勘案してみると、ダビルシムが種牡馬として成功する可能性は結構高いのではないでしょうか。ましてや自国を代表する競走馬だった同馬を、フランスの生産者が蔑ろにするわけがありませんからね。

 父ハットトリックの名を、そして祖父サンデーサイレンスの名をその走りで世界に知らしめた名馬ダビルシム。今後は種牡馬として第二の馬生を歩むことになりますが、現役時代そのままに素晴らしい結果を期待したいと思います。

◆2011モルニー賞(仏GⅠ・芝1200m)◆


◆2011ジャン・リュック・ラガルデール賞(仏GⅠ・芝1400m)◆


◆ブログ移転しました◆
新しいブログ『馬事総論ドットコム』を開設しました。今後はこちらのブログで更新を続けます。
新しいブログのURLはhttp://bajisouron.com/です。
恐れ入りますがお気に入りの変更をお願いします。

スポンサードリンク

follow us in feedly

[ 2013/05/14 22:05 ] 海外競馬 | TB(0) | CM(-)
トラックバック
この記事のトラックバックURL



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。