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まさか裁判所がこれほど良識的な判断を下すとは・・・。注目の『外れ馬券訴訟』は被告側の実質全面勝訴という結果に!


20130519 東京競馬場 / Tokyo R.C.
Photo by daba_jp

 先日、俗に言う『外れ馬券訴訟』の判決が大阪地方裁判所で下されました。

 国税庁側からの課税額が約6億円という巨額に上ることで、世間一般からも大きな注目を集めていたこの裁判。

 果たして裁判所の判断はどうなるのか?多く競馬ファンも判決に対し非常に注目していましたが、下された判決は予想を遥かに上回る、驚きの内容だったと思います。


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■非常に驚いた判決内容

「外れ馬券も必要経費」の判決 / NHK

 今回の大阪地裁の判決に関しては『驚いた』というのが正直な感想ですかね。まさか被告側の主張がほぼ100%認められるとは思っていませんでしたし、下手をすれば全面敗訴も有り得ると思っていたので。

 私も法律に関しては詳しい人間ではありませんので、今回の件に関しては全てを確信を持って理解していた訳ではありませんが、この件に関して報道が為されてから判決の日まで色々と調べてみた結果、法律上はどう考えても検察(国税)側に有利であり、被告側にとっては極めて分の悪い裁判だという印象を持っていました。

 基本裁判所というのは法律を厳密に解釈し判断を下す場所です。法律にそう規定されていれば、それが一般常識から逸脱していようがそこは無視し、裁判官は法律にそった判決を下してきました。

 だからこそ『裁判所は民意を反映していない』という声が沸きあがり、それが結果として裁判員制度導入へと繋がって行った訳なのですが・・・。

 そんな風に思われていた裁判所がこんなに常識的な判断を下すとは。裁判官の判断もだいぶ柔軟になってきたんだなと改めて思いましたね。


■国税の暴走を抑止する効果を期待

 今回この被告は実質全面勝訴という結果に終わった訳ですが、だからといってもし他の競馬ファンが同じ様な訴訟を起こされたとしても、今回の判断がそのまま適用される訳ではないという論調はその通りだと思います。

 今回の判決でも「本件については」という言葉が何度も繰り返し使用され、あくまで例外的な事例・判断であると言う事を言外に匂わせていましたからね。

 なのでもし今後同じ様な馬券裁判が提起されたとしても、同じ様に実質勝訴を勝ち取ることが出来る保証などはありませんが、それでも1つ参考となる判例は出来た訳で、この判決が今後同じ様な裁判に及ぼす影響力は馬鹿にならないのではないでしょうか。

 少なくとも今までの様な、競馬ファンに圧倒的に不利な状況は緩和されたと思います。今回の判決の中でも「画一的に処理するのではなく馬券購入の具体的な内容を検討し、それに見合った判断が求められる」と、国税側に『もっと現実的に判断しろ』と警告していますしね。

 今回の判決を受けて、今後国税側もムチャなことはし辛くなったのでは?今回の裁判は結果として国税の暴走に歯止めを掛ける、一種の抑止力になったのではないかと思います。


■時代に即した法律へと改正することが急務

 今回の裁判で改めて明確になったのは、馬券の税制に関する法律が現代に全く即してなく、完全に時代遅れとなっているという点でしょう。

 そもそも今運用されている競馬法が成立したのが、昭和23年7月と今から65年も前の話。

 馬券の収入は雑所得ではなく一時所得ですよという判断が下された『所得税法の基本通達』にしたって、1970年と今から43年も前に出されたものですからね。

 その当時の考え方を無理やり今の状況に当てはめれば、それは無理が出るのは当然です。なにせ当時とはほぼ全ての面で状況が変わっているのですから。そもそも私なんて当時まだ生まれてもいませんし(苦笑)

 こんな時代遅れの法律を国税が額面通り受け止め、ムチャを押し通そうとして逆に手痛いしっぺ返しを喰らったというのが今回の裁判の顛末な訳ですが、これで競馬が抱える問題点が白日の下に晒されハッキリとした事自体は、逆に良かったのでは無いでしょうか。

 前々からこの問題点に関しては色々と言われてはいましたが、「パンドラの箱を開けるな!」とばかり誰も手を触れずにいました。

 しかし今回こうやって注目されたことにより、否応にも何かしらの対応をせざるを得ない状況が作られつつありますし、実際に既に国側が法改正を検討し始めているという報道もあります。

 その法改正が競馬ファンにとって利益となるか不利益となるかはまだ何とも言えないところですが、このままうやむやの状況が続くよりは良い事でしょう。

 最近は3連単やWIN5といった高額配当をもたらす券種も登場しており、以前よりも間違いなく課税訴訟が起こされる可能性は高まっていますからね。

 競馬ファンに最高なのは配当が非課税になることでしょう。そもそも馬券購入時に購入金額の25%の内10%は、税金(国庫納付金)として徴収されているんですからね。

 それなのに配当金からも税金を取るとなると、これは2重課税となります(まあ国側は「国庫納付金はJRAの売上げから徴収しているので、競馬ファンから直接徴収している訳ではない」と屁理屈こねるでしょうけど・苦笑)。

 なので非課税が当然であり理想なのですが、それが無理なら払戻時に自動的に徴収されるなど、競馬ファンに余計な手間・負担を掛けないようにして欲しいですね。ぶっちゃけ確定申告のことを考えながら競馬なんてしたくないですから(笑)

 
■競馬の抱える矛盾の一つが解決される事を願いたい

 いずれにしても競馬ファンの大きな注目を集めた裁判が一つ終わりました。今後検察側が控訴するかどうかは今のところハッキリしていませんが、個人的には控訴することなく幕引きを図って欲しいところ。

 また今回は刑事裁判でしたが、まだ10億円あまりの課税に対する撤廃を求めた民事裁判は決着していません。これは6月に判決が下される予定とのことで、今回の判決を受けてどういった判断を下されるのか?こちらも注目されます。

 競馬ファンのみならず世間一般の注目を集めた今回の裁判。当初は『誰も得をしない裁判なのでは?』と思いましたが、今回の件を契機に競馬の抱える矛盾が一つでも解決される事を願わずにはいられません。

【今回の件について詳しく紹介されている記事】
『今回の裁判は前哨戦に過ぎない』“外れ馬券は経費か否か”有識者座談会(1) / netkeiba.com
『現金投票とPATの公平性、一番リアルな戦い所』“外れ馬券は経費か否か”有識者座談会(2) / netkeiba.com
大阪の裁判 / 須田鷹雄の日常・非日常
俗にいう馬券裁判の判決傍聴 / だわさの言いたい放題

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[ 2013/05/25 10:17 ] 競馬雑談 | TB(0) | CM(-)
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