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武豊とキズナは競馬ファン、そして競馬の神に愛されている・・・。 ~2013東京優駿(日本ダービー)レース回顧その1~


2013_5_27キズナ
Photo by JRA

 「ユ・タ・カ!ユ・タ・カ!ユ・タ・カ!!!・・・」

 ホンの数分前に誕生した80代目のダービー馬と、同馬を見事栄光へと導いた稀代の名手に対し、この日東京競馬場に詰め掛けた約14万人もの競馬ファンから、惜しみない歓声と拍手が送られている。

 私はこの時東京競馬場のスタンドに居たのだが、この素晴らしい光景に鳥肌が立つのを覚えるのと同時に、競馬場全体が何とも言えない暖かい空気に包まれているのを感じた。

 この時歓声を送っていたファンの中には、馬券を外したファンも大勢含まれていただろう。しかしそんなことは関係なく、見事ダービー馬に輝いたキズナと、5度目のダービー制覇を成し遂げた武豊騎手を称えている。

 競馬を良く知らない人は「所詮競馬なんてギャンブルでしょ?」と言う。しかしただのギャンブルで、このような素晴らしい光景が生まれることは有り得ない。

 そう、競馬とは確かにギャンブルである。と同時に、他のあらゆるスポーツにも決して負けない『人の心を揺り動かす』大きな力を持っている。

 「競馬って本当に素晴らしいな・・・」。多くの競馬ファンに祝福され、そして競馬の神に愛されたキズナと武豊騎手の姿を見つめながら、私は改めてそう思った。


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■さあ夢は晩秋のロンシャンへ!!

1、パドック

 いつになくキビキビとした歩様で、パドックを周回していた姿には正直驚いた。毎日杯と京都新聞杯は良く言えばドッシリ、悪く言えばノソノソ・・・といった歩様だったのだが、今回は素軽くキビキビとした歩様。

 後肢を踏み込んだ時に飛節が少し左右にブレるのが気になったが、以前からそういう面は見せていた馬。筋肉の輪郭が若干ボケてはいたものの、明らかに前走以上の仕上がりだったと思う。

 一週前追い切りが軽かった時点で『どうか?』と思っていたのだが、そこは経験豊富な佐々木厩舎。しっかりとダービー仕様の仕上げを施してきたのが良く分かる姿だったと思う。

2、レース

 レースではいつも通り後方から。

 スタートはポンと出たキズナ。そのまま押していけば好位も取れたかもしれなかったが、鞍上・武豊騎手はあえてそれをせず、馬の行く気に任せていた。

 大一番で勝ち負けを意識できる立場になると、どうしても勝ちを意識し普段とは違う競馬をしようとしてしまいがちだが、そこはここまでダービー4勝の大ベテラン。あくまでキズナの競馬に徹し、そして勝つことのみ考えていたのだろう。

 キズナ自身がいつものように前に進まずに後方の位置取りになってしまっても、その手綱はピクリとも動かず・・・。このスタート直後、僅かな時間の中で見せた挙動に、騎手・武豊の器の大きさを垣間見た気がした。

 レース中盤。ライバルのエピファネイアやロゴタイプといった馬たちが折り合いに苦労する中、ゆったりと定位置で追走するキズナ。この時点でライバル達に対して大きなアドバンテージを得ていたのは言うまでも無い。

 勝負どころの3・4コーナー。コーナーを曲がる際の遠心力を利用し、キズナを徐々に外へと導く武豊騎手。

 そして最後の直線。直線に入ってすぐにタマモベストプレイとマイネルホウオウに挟まれ、進路を無くしてしまう不利を受けるが、それに怯むこと無く再度2頭の間を割って伸びてくるキズナ。

 残り200m時点での脚勢では『これは届かないか?』と思わせたが、キズナはそこから更にもう一伸びを見せる。

 どんな馬でも苦しくなり脚勢が衰えてしまう最後の200mを、それまでと殆ど変わらぬ勢いで伸び続け、粘るエピファネイアをゴール板直前で捕らえ交わしさったキズナ。

 正直その姿からは、父のような抜群のスピードや切れを感じることは出来ない。だが勝負の世界で生きるものにとって、そして競走馬にとって一番大事なモノである、「他者(他馬)を捻じ伏せる力強さ」は充分に感じることが出来た。

 苦境に喘いでいた名手武豊騎手を背に初の大舞台へと挑み、見事最高の勲章を掴み取ったキズナ。その姿はまさに記念すべき80頭目のダービー馬として相応しい、威風堂々たるものだったと思う。

3、今後について

 見事日本ダービーを制し、同世代のサラブレッド7197頭の頂点に立ったキズナ。

 今後はダービーを制したことにより、以前から噂されていた凱旋門賞挑戦の話が本格的に具現化することになるだろう。既に前田オーナーからもその様なコメントが飛び出しているようだ。

 一部報道では前哨戦として札幌記念を使うという話も飛び出ているようだが、それは恐らくその場の勢いで出た話で、本格的に検討した上での話ではないだろう。そもそも凱旋門賞の前哨戦として札幌記念を使うメリットは皆無と言っていい。

 やはり一番良いのは一足先に渡仏し、現地で調整後に前哨戦としてニエル賞を使うというプランだと思う。

 過去に日本から挑戦した馬で、現地で前哨戦を使わずに好勝負した馬は皆無。キズナの父であるディープインパクトですら3位入線(レース後禁止薬物検出で最終的には失格)と敗れているのだ。

 キズナはまだまだキャリアの浅い3歳馬。欧州の歴戦の強豪たち相手に経験不足で好勝負できる道理は無い。

 費用的な問題やスタッフの経験不足など、長期に渡る海外遠征に二の足を踏む理由があるのは重々承知している。しかし挑戦する以上はキズナの為に、出来うる限りの最善を尽くして欲しいと願いたい。

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[ 2013/05/27 21:46 ] レース回顧 | TB(0) | CM(-)
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