▼前記事『ここに来て力を付けてきたコパノリチャード』▼
こちらでは3着のレッドオーヴァル、4着のガルボ、9着のダノンシャーク、11着のカレンブラックヒルについて振り返って見たいと思います。
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■もっと分厚くなって欲しいレッドオーヴァル1、状態 今まで何度か生で見ているレッドオーヴァルですが、この日はその中でも1番良い状態だったと思います。
それでも『まだまだ良くなる余地があるなぁ~・・・』というのが正直な感想。特にもっと馬体に厚みが欲しいですね。この路線で競馬するには明らかに筋肉量不足で、馬体が薄すぎますから。
具体的に言うとあと20キロぐらい増えても良いんじゃないでしょうか。もしそれぐらい大きくなることが出来れば、この路線で天下を獲ることも充分可能だと思っています。
2、レース 今回中団から好位後ろの位置取りでの競馬となったレッドオーヴァル。
いつも以上に積極的な競馬をしたわけですが、最後の直線でもしっかりと反応していたところを見る限り、こういう競馬も出来るようになったようですね。これは今後に向けて大きいと思います。
最後の最後でサンカルロに内を掬われて3着となった訳ですが、競馬内容では2着馬以上のモノを示しましたし、本来水分の残った重い馬場よりも軽い馬場の方が向いているレッドオーヴァルにとって、これだけ走れれば充分なのではないでしょうか。
3、今後 賞金を加算出来なかった事は痛いですが、今後に向けて収穫の多いレースとなった今回の阪急杯。兄のストロングリターンも奥手でしたし、同馬も本格化はこの秋以降でしょう。
秘めたるポテンシャルは間違いなくもっと上なので、秋に向けて更なる成長を飛躍を期待します。
■力負けだったガルボ
追い切りの動きも良かったですが、パドックでの状態も良く見えました。
理想をいえばもう少し後肢の踏み込みが深くなれば良いんですけどね。そうすればもっと直線で踏ん張れるようになると思うのですが。
道中は逃げたコパノリチャードを見る形で、好位の2~3番手を追走。特に深追いするわけでもなく、ペース的にも良い位置だったんじゃないかと思います。
その位置で競馬をしながら、最後の直線あっさりと勝ち馬に離されたのは、もう力の差と言うしかないでしょう。コパノリチャードが予想以上に力をつけており、また強かったです。
それでもギリギリまで踏ん張って4着ですから、ガルボ自身はしっかりと力を出し切ったレースだと思います。
■ダノンシャーク 見た感じの状態は悪くなかったと思います。特に緩いところも感じませんでしたし、適度に気合も面に出していました。
大雪による東京新聞杯回避の影響が無かったとは言いませんが、それでもマズマズの状態には立て直してきていたと思いますね。
今回いつもより若干前で競馬した訳ですが、マイル戦と比べて道中緩むところが無い流れの中、外々を回されてなし崩しに脚を使わされた印象を受けました。
基本同馬は広いコースで脚を溜め、直線差してくる競馬で良績を残してきた馬。直線スパッと切れる脚よりも、澱みの無い流れの中でも踏ん張れる脚を求められるこの条件は、根本的に合わないですね。
一昨年のスワンS以来、自身2度目となる1400mの競馬でしたが、この路線の馬ではないことを再確認することになる、残念な競馬になってしまいました。
■意図の見えない競馬をしてしまったカレンブラックヒル 追い切りの動きでも大分持ち直している印象を受けましたが、パドックでも良くなった様に見えましたね。一時期の活気の乏しさは解消されていたと思います。
抜群の好スタートを切ったカレンブラックヒルですが、秋山騎手は前に行かすことなく中団まで下げてしまいましたね。これは正直どうなのでしょうかね?
同馬が中団から競馬しても、それほど差す脚を持っていないのは、今まで同馬のレースの大半の手綱を握ってきた秋山騎手なら分かっていたと思うのですが。
結局直線追われても差す脚は使えず、11着と大敗してしまったカレンブラックヒル。体調的には復調の気配は見えてきていただけに、この結果は何とも寂しいですね。
同馬の長所であるバテない末脚を活かす競馬を出来ていれば、もう少し格好は付けてくれたと思うのですが・・・。正直先に繋がることのない、意味の無い競馬になってしまったと思います。
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