今年絶好調の藤岡兄が、オールザットジャズを見事重賞ホースに導く ~第9回 福島牝馬ステークス(G3)回顧~


2012福島牝馬S

【Gallop】オールザットジャズ“再開福島”最初の重賞を制す!
http://gallop.sanspo.com/gallop/headline/news/120421/jra12042115420004-n1.html
 第9回福島牝馬ステークス(21日、福島11R、GIII、4歳上牝馬オープン、芝1800メートル、1着賞金3500万円=出走16頭)藤岡佑介騎手騎乗の1番人気オールザットジャズ(牝4歳、栗東・角居勝彦厩舎)が直線で力強く抜け出して勝利。勝ちタイムは1分46秒1(良)。

 1馬身1/4差の2着には追い込んだ4番人気コスモネモシン、3着には2番人気アカンサスが入った。

 激しい先手の取り合いからトゥニーポートとクリアンサスがレースを引っ張る展開に。ニシノステディー、マイネイサベルは先団に位置取り、オールザットジャズは中団に控えた。アカンサスやコスモネモシン、アスカトップレディは後方から。

 向正面でクリアンサスが早々と脱落。直線入り口手前ではトゥニーポートの手応えが怪しくなると、外からオールザットジャズがかわして一気に突き放した。その外からコスモネモシン、アカンサスらが必死に追い込んで来たが、それを完封。最後は1馬身1/4の差をつけて完勝した。

 鞍上の藤岡佑介騎手は「前走は良いレースではなかったのですが、今回は上手く乗れれば勝てると思っていた」とオールザットジャズの実力を称え、「目標にしていた大一番に向けてよい形で進むことができる」とヴィクトリアマイル(5月13日、東京、GI、芝1600メートル)に向けて手応えを感じていた。

 オールザットジャズは父タニノギムレット、母ダイヤモンドピサ、母の父サンデーサイレンスという血統。通算成績11戦5勝。重賞は初勝利。藤岡佑介騎手、角居勝彦調教師はともに初の同レース制覇。


前走、あと僅かのところで重賞タイトルを逃し、涙を呑む形となったオールザットジャズ。

今回のレースは、その雪辱を果たすべき意味合いのレースとなった訳だが、同馬は溜まった鬱憤を晴らすかのような見事な走りを披露。これといった核が存在しない今の牝馬路線に、『これは新星登場か!?』と感じさせるような強烈なインパクトを残してみせた。
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■各馬短評■

1着 オールザットジャズ(藤岡佑介騎乗、角居勝彦厩舎)
前走はスタートで後手を踏み、後方からの競馬となってしまったが、今回はしっかりと決めて中団から競馬を進めることが出来た。道中は全く危なげないレース運び。これほどコントロールが効いて乗り易い馬も、そうそう居ないのではないだろうか。4コーナーでは他馬が仕掛ける中、馬なりのまま余裕の手応え。直線早め先頭に立ち、あっさりと後続を突き放した強さは、一枚も二枚も抜けていた印象。ゴール直前で鞍上がガッツポーズを作っていたが、その気持ちも判る強さだったと思う。この後はいよいよG1となろうが、牝馬路線もブエナビスタの引退、アパパネの不調と核が存在しない状況。同馬がこの勢いで一気に頂点に立ってしまう可能性も、決して低くないと思う。

2着 コスモネモシン(丹内祐次騎乗、清水英克厩舎)
ゲートの中で何回も立ち上がりヒヤッとさせられたが、タイミング良くゲートが開いたお陰で事無きを得た。道中は無理せず後方から。どんな競馬でも出来るタイプで、レース運びに全く問題となるところは無かった。上手かったと思ったのは4コーナーの進路の取り方。それまで内ラチ沿いをキープしていたが、4コーナーに差し掛かると徐々に外に移動。一気に外を回すこと無く、遠心力を利用して直線的に外に持ち出したのは、ロスを最小限に抑えた好プレーだったと思う。直線では外から何頭か伸びてきたが、同馬の伸びが一番目だったのは当然だったろう。残念ながら一頭強い馬がおり重賞制覇はならなかったが、持てる力は発揮した良いレースであった。

3着 アカンサス(武豊騎乗、畠山吉宏厩舎)
同馬も後方からの競馬。予想以上に流れが速くなり、行かずに流れに身を任せていたら、結果として後ろの位置取りになってしまったというところだろうか。結果的には先行馬が崩れるレースになった訳で、武豊騎手の状況判断の確かさは流石である。3コーナーから徐々にポジションを上げていき、直線では大外に持ち出す。ここで外を回されてしまった分が、最後の一伸びに影響してしまったのは確かだろう。最後はバランスを崩したのか、すこし追い辛くなった場面も有ったが、それでも3着を死守。人馬共にしっかりと仕事をしてみせた、という印象を持ったレースであった。

4着 アスカトップレディ(川須栄彦騎乗、須貝尚介厩舎)
やや遅れ気味のスタート。枠番からしてしょうがないのだが、終始外を廻る展開となってしまった。4コーナーで外に持ち出さず、内を狙う騎乗をしていれば、もしかしたら3着も有ったかも知れない。あと馬自身も、もう一歩突き抜けられていない部分はありそう。好走するけど勝ち切れないという面を克服するには、あともう一段階の成長が必要かもしれない。

7着 ビックスマイル(川田将雅騎乗、領家政蔵厩舎)
そんなに大柄な馬ではないのだが、コーナーで追走に手間取っていたところを見ると、やはり大きいコースの方が良いタイプなのかもしれない。悪くない競馬は出来たのだが、勝負どころでスピードに乗れなかったのが痛かった。力負けではないので、東京や新潟、京都と行った大きい競馬場ならば、しっかりと巻き返してくれると思う。

8着 アニメイトバイオ(後藤浩輝騎乗、牧光二厩舎)
気になったのは道中の走り方。良い頃はもっとリラックスした走り方をしていたのだが、今は力んだ走り方をしている。あれでは見掛け上は折り合いが付いていても、いざ追い出すと直ぐに脚が上がってしまう筈。実際今回のレースでも、内を付く悪くないレース運びだったのだが、一瞬伸びただけで直ぐに脚が上がってしまった。状態そのものも今一つなのかもしれないが、心と身体のバランスが整っていないことも、この不振の原因の一つだろう。


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[ 2012/04/21 20:00 ] レース回顧 | TB(1) | CM(0)
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【Gallop】オールザットジャズ“再開福島”最初の重賞を制す!http://gallop.sanspo.com/gallop/headline12042115420004-n1.html第9回福島牝馬ステークス(21日、福島11R、GIII、4歳上牝馬オープン、芝1800メー
[2012/04/21 20:15] まとめwoネタ速suru