2012年の牝馬クラシック路線において、ジェンティルドンナやヴィルシーナ、ジョワドヴィーヴルなどと共に主役の1頭として活躍したアイムユアーズ。
残念ながらクラシックのタイトルを勝ち得ることは出来なかったものの、牝馬三冠を達成したジェンティルドンナのよきライバルとして激闘を繰り広げたのは記憶に新しいところだ。
その後も昨年のクイーンSで連覇を達成するなど、牝馬重賞路線の主役の1頭として今年も活躍を期待されていたのだが・・・。
本日28日付で突然競走馬登録を抹消。北海道のノーザンファーム早来で繁殖牝馬となることが、主催者のJRAから発表された。
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■ライバルに恵まれすぎた競走生活 ▼アイムユアーズ、繁殖入り / netkeiba.com アイムユアーズに対する個人的な印象といえば、「ライバルに恵まれ過ぎた競走生活を送った馬」という印象を持っている。
アイムユアーズの競走成績を振り返っても判るように、彼女の競走馬としての全盛期は2歳後半から3歳シーズン一杯までだったと思われるが、この時の彼女にはGⅠを勝ってもおかしくないほどの実力が備わっていた。
しかしこの期間における4度のGⅠ挑戦において、彼女の前に立ちはだかったのが天才少女ジョワドヴィーヴルと、三冠牝馬ジェンティルドンナ。。。
正直、よりにもよって・・・である。もしこれが前後に1年ずれていれば、1つぐらいはビッグタイトルを手中に出来たかも知れなかったのだが。
まあタラレバを言っても仕方が無いのだが、そう言いたくなるほどの実力と可能性を秘めていた優れた競走馬であったことは、彼女が実力で勝ち取った4つの重賞タイトルが雄弁に語っていると言えるだろう。
当初は今年も現役を続行する予定で、阪神牝馬Sでの復帰を目指し調整が進められていたアイムユアーズ。しかし3月に入り突如放牧に出されたところを見ると、なにか致命的な故障を負ってしまったのではないだろうか。
同馬は個人馬主所有馬である為、クラブ所有馬と違って情報はあまり出回らないが、この突然の引退発表は彼女の身体に現役復帰を断念するほどの重大な何かが起こったことを、暗に示していると言えるだろう。
同世代の強力なライバルたちの陰に隠れがちながらも、安定したレース運びで幾つもの重賞タイトルを獲得してきたアイムユアーズ。
今後は母として、素晴らしい子供たちをターフに送り続けてくれることを期待したい。
★アイムユアーズの全競走成績★ ★アイムユアーズの血統★◆2011年ファンタジーステークス◆◆2012フィリーズレヴュー◆◆2012クイーンステークス◆◆2013クイーンステークス◆
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