今週行われる4重賞2つ目は、伝統の長距離戦『第62回 日経賞(GⅡ)』。
比較的1番人気が連に絡むことが多いレースながらも、過去にはテンジンショウグンやネコパンチといった伏兵が勝利し、大波乱になったこともあるこのレース。
今年も実績馬、勢いのある馬、この距離に自信のある馬、中山巧者など癖のあるメンバーが揃ったが、果たしてどのようなレースになるのだろうか?
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■当たらなくても仕方がないレース? 正直難解なレース。
ただでさえ枠順が影響し、レース展開が読み辛い中山2500mというコース形態に加えて、今年はいつも以上に馬場が荒れており、「この馬が来るんかい!?」というレースが頻発しているのが今の中山。
メンバーを見ても一癖二癖ある馬が揃っており、実績上位ですんなりと決まるレースにはならなそうで頭を悩ませる(苦笑)
こういったレースはトリガミ覚悟で手広くいくか、「ここはこの馬!」と1点で決め打ちする方が良いのかも知れない。
◎ラストインパクト
○ウインバリアシオン
▲フェノーメノ
△アスカクリチャン、オーシャンブルー、アドマイヤフライト
☆プロモントーリオ ここは前走小倉大賞典を圧勝したラストインパクトを本命
◎に抜擢。
今年に入ってから強い内容で連勝と完全に本格化した感があるが、今週の追い切り映像を見ると更に良くなっているように思える。
まさに「唸るような」と形容するに相応しい動きを見せており、どこまで強くなるのか?と末恐ろしさすら感じた。
個人的にも将来はGⅠでと期待している馬だけに、今の中山の荒れた馬場は気になるものの、勢いで突破して欲しいと思っている。
対抗
○は有馬記念以来となるウインバリアシオン。
休み明けだが、1年以上の長休明けとなった金鯱賞よりも順調な調整過程なので、このメンバーなら十分勝ち負けになるはず。
500キロを大きく超える馬格の持ち主なので、今の荒れた中山をこなすパワーも十分備えているだろう。荒れ馬場が得意な岩田騎手が鞍上というのも心強い。
単穴
▲は昨年の天皇賞馬フェノーメノ。
実績的には本命が相応しい存在なのだろうが、繋靭帯炎による長期休養明けという点と、パワーの必要とされる馬場は得意ではないという点が気になりこの評価に。
追い切りの動きもパッと見は良く見えたが、よく見ると背中のラインが少し沈んでおり、背中から腰にかけての緩さを感じさせた。
能力的には当然抜けているため大崩れすることは考えづらいが、あくまで先を見据えた仕上げということで少々割り引いて考えたい。
連下
△は3頭。
アスカクリチャンは函館記念や札幌記念の好走を見ても判るように、基本パワーのいる馬場は得意。休み明けだが仕上がりもマズマズだし、鞍上も今勢いに乗っている戸崎騎手なので押さえておきたい。
オーシャンブルーは前走でようやくスランプを抜け出した感。小柄な馬なので今の中山が合うかは少し微妙だが、父譲りのスタミナと根性でどうにかならないか。追い切りは動いており状態は良い。
アドマイヤフライトもパワーのある馬なので、今の中山は合うと思う。もう少し内の枠だったら、もっと良かったのだが。鞍上のリカバリーに期待したい。
特注馬
☆は1頭。
プロモントーリオは昇級初戦だが、何よりも中山では神がかり的な騎乗を連発する鞍上の横山典弘騎手が怖い。
馬自身も今の中山は合いそうな血統構成をしているし、鞍上の神がかり的な手綱捌きが合わさって、馬券圏内突入の可能性も決して低くない予感がする。
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