シルポートの走りは、乗り続けることの大事さを教えてくれている  ~第43回マイラーズカップ(G2)レース回顧~


2012マイラーズC

【UMAJIN】強気に逃げたシルポートが昨年に続く連覇
http://uma-jin.net/news/news2012042206.html
 22日、京都競馬場で行われた第43回マイラーズC(GII、芝1600m)は、小牧太騎手騎乗で単勝6.9倍の3番人気に支持されたシルポート(牡7、栗東・西園)が外枠を苦にすることなくいつも通りの逃げを展開すると、直線に入っても後続に追撃を許すことなく先頭ゴール。阪神競馬場で行われた昨年に続き、連覇を達成した。勝ち時計は1分33秒2(稍重)。

 レースは、好スタートから押して押してシルポートが先手を奪う。直後に同厩舎のコスモセンサー(牡5、栗東・西園)がつけたが、すぐさま内枠から外に持ち出したトウショウフリーク(牡5、栗東・今野)、リーチザクラウン(牡6、栗東・橋口)が好位を主張し、コスモセンサーは4番手に控える形となった。

 勝負どころの3コーナーを通過すると、シルポートがスパートを開始。まずは好位からリーチザクラウンが脱落し、トウショウフリークも4コーナーで失速して しまう。替わってコスモセンサーが2番手に進出し、西園厩舎のワン・ツー態勢で直線へ向かった。直線半ばを過ぎても逃げるシルポートの脚色は衰えるどころ か逆に後続を突き放し、2番手のコスモセンサーは2番手争いが一杯の状況に。最後は道中中団待機から内を突いて伸びたダノンシャーク(牡4、栗東・大久保龍)がコスモセンサーを差して2着に上がり、態勢が決した。

 シルポートは堂々の連覇達成。1馬身差の2着にダノンシャークが入線し、コスモセンサーはさらに1馬身半差の3着となった。

 配当は単勝690円、馬連3,560円、馬単6,750円、3連複7,980円、3連単36,870円。勝ったシルポートは父ホワイトマズル、母スペラン ツァ(母父サンデーサイレンス)という血統。マイラーズCは昨年に続く連覇で、昨年の京都金杯も含め重賞3勝目となった。

雨が降る中行われた、安田記念への前哨戦マイラーズC。
昨年に続く連覇を狙って出走してきたシルポートが、小牧太騎手の好騎乗に導かれて疾走。見事な逃げで連覇を達成した。

久々になる同馬とのコンビで、見事に持ち味を引き出した小牧太騎手。
これがベテランの味というものだろうし、以前何度も騎乗して同馬に良いところを良く分かっていたからこそ、こういった馬の良いところを引き出す競馬が出来るのだろう。

昨今は好騎乗を見せても直ぐに乗り変わることが多いが、いくら腕達者な騎手といえども、いきなりその馬の能力を引き出すことは難しい。乗り続けることの大事さを良く教えてくれる・・・、そんなシルポートの走りであった。

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■各馬短評■

1着 シルポート
注文どおりの逃げ。さすが小牧太騎手、この馬の特徴を良く心得ていた。ロングスパートを掛けても、そうそうバテないのが同馬の強み。セーフティリードを保ったまま直線に入れた段階で、同馬の勝利は九分九厘確定していたといえよう。昨年後半は幸騎手や松岡騎手が騎乗していたが、同馬にはやはり小牧騎手が有ってる模様。今後もこのコンビが継続されるならば、要注意な存在だといえそうだ。

2着 ダノンシャーク
パドックではややテンションが高めで心配したが、レースでは折り合い等は全く問題なかった。道中は終始内ラチ沿いをキープするロスの少ない競馬。有力各馬が外を回す中、内に拘って競馬したのが好走の要因の一つであろう。人気馬に乗ると少々期待ハズレな騎乗を連発する福永騎手も、ホドホド人気の馬に乗るとソツのない騎乗で上位に持ってくることが多い。こういった騎乗を人気馬でも出来るようになれば、もう一段階騎手としてステップアップできるのだが・・・。

3着 コスモセンサー
状態の良さで、パドックでは目立っていた一頭。同厩のシルポートが行ったので番手に控えたが、上手く流れに乗れていたと思う。雨で馬場が渋り、内が有利な馬場状態も同馬に味方したか。後続各馬が伸びあぐねる中、好位からキッチリと伸びて3着を確保。ここのところ好走を続けていたが、今回もキッチリと力を発揮して見せた。

4着 ヤマカツハクリュウ
同馬も内に拘って結果を残した一頭。また一瞬の切れに欠ける馬なので、雨が降って他馬の切れが削がれた事も、好走の一因に挙げることが出来よう。どうしてもエンジンが掛かるのに時間が要るタイプなので、直線の長いコースの方が向いている。新潟に良績が集中していることからも分かるように、今後は新潟のローカル重賞等で買いたい馬の1頭だ。

5着 レッドデイヴィス
完調とまでは言えなかったが、マイナス6キロと馬は良くなっていた。ゲートの中でうるさい所を見せ、スタートで出遅れ。後方からの競馬となってしまった。馬場が緩いことを気にして、道中の行きっぷりもイマイチ。4コーナーでは完全に置かれてしまい、完全に勝負圏外の位置取りとなってしまった。ただそこから内に突っ込み、メンバー中最速の上がり34秒6の脚を計時。前残りの流れの中、あそこから5着まで押し上げたのは流石というところだろう。完調一歩手前、苦手な道悪馬場、前残りの展開と、三重苦揃った中で大敗も予想したが、思った以上に好走してくれた同馬。これならば本番での一気の巻き返しも、充分可能だと思われる。

6着 フィフスペトル
好位からの競馬。正直理想的なレース運びだっただけに、追い出してから一息だったのは不満が残るところ。もしかしたら、こういった水分が残る馬場は得意ではないのかもしれない。

13着 グランプリボス
パドックではややテンションが高かったが、これはいつものこと。仕上がり自体は悪くなかった。レースでは大外枠ということもあり、終始外々を回される形に。今日みたいな馬場状態では、この流れはきつかったか。直線ではいつものような脚を使えずに大敗。条件を考えても負けすぎで、今後に不安が残る結果となった。

14着 エイシンアポロン
さすがにプラス10キロは太かった。いくら追い切りで動いたと言っても、これでは最後脚が上がってしまう。競馬内容もそのままの形で、直線で直ぐに脚が上がってしまった。同馬的には今日の条件はベストだっただけに、状態がイマイチだったのは悔やまれるところ。本番の安田記念は条件的にはベストとは言えないだけに、本番での巻き返しはやや苦しいといったところか。

18着 リアルインパクト
輸送が駄目なのだろうか?どうも関西圏のレースとなるとパッとしない同馬。今日はパドックでもテンションが高く、少々イレ込み気味だった。レースでも全く良いところなくドンケツ惨敗。正直GⅠ馬として、もう少し格好をつけて欲しかったところだ。


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[ 2012/04/22 23:00 ] レース回顧 | TB(0) | CM(0)
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