頭数は8頭と少ないものの、昨年のクラシックを盛り上げた主役が一堂に会し大きな注目を集める大阪杯。
その中でも1番の注目を集めているのが、天才武豊騎手とコンビを組むキズナだろう。
昨秋は凱旋門賞挑戦を敢行し、4着と健闘を見せたキズナ。それ以来の実戦となるわけだが、いつも強気な佐々木調教師が言うように、果たして万全の体制なのだろうか?
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■調整内容から意外と仕上げに苦心している様子が・・・
▼キズナ凱旋門より成長!佐々木師好感触「万全の仕上がり」 / スポーツニッポン 2週前追い切り辺りから、毎週CWで好時計を連発しているキズナ。
これで3週連続長めから好時計を計時したことになり、その脚力は「さすがダービー馬」と言いたいところだが、レース週の今週も強めの調教を施したところを見ると、意外と仕上げに手間取っているのかな?という印象も持った。
競馬ブックに掲載されたフォトパドックを見ると、確かに3歳時に比べて逞しさをましたキズナの姿があったが、同時に全体的にまだ太目を残しており、良化途上の印象を受けた。
この写真を撮影したのが3月27日なので、ちょうど1週前追い切りを消化した翌日。その時点でこの馬体ということは、やっぱり絞り込むのに苦労しているということだろう。
好メンバーが揃ったとはいえ、キズナにとってはこのレースはシーズン初戦。
普通の感覚ならば1週前の状態でも叩いた後の上積みが見込める分、充分な仕上げだと思うのだが・・・。
陣営には「ダービー馬が負けるわけにはいかない」という思いが強く働いているのだろう。その思いが強すぎるせいか、レース当週にも関わらず強い追い切りを消化すると言う選択になったのでは?
個人的には3週連続強めの追い切りを消化したことによる潜在的な疲労と、大阪杯で生じる疲労とで「レース後反動が出なければ良いな」と心配しているのだが・・・。
その心配が杞憂に終わることを願っている。
いずれにしてもコレだけの調教を積んだことで、大阪杯に関してはそれなりの出来で登場してくるであろうキズナ。
阪神内回り2000mという舞台設定はキズナにとって向かないだけに、ライバル・エピファネイアの優位は動かないのだが、それ以外の馬には正直負けたくないところだろう。
おそらく3番人気に支持されるであろうメイショウマンボも、フォトパドックや追い切りの動きを見る限り状態面に不安が残る仕上がりだし、ショウナンマイティも良い時の姿には程遠い状態。
やはり基本的にはエピファネイアとの一騎打ちになるのではないだろうか。
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