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注目の3強対決。キズナが完勝した理由と今後の展望を考えてみた ~2014大阪杯レース回顧・前編~



 戦前から3強対決と喧伝され、下手なGⅠ以上の注目を集めていた大阪杯。

 終わってみれば昨年のダービー馬キズナが完勝した訳だが、これでエピファネイアとの勝負付けが終わったと見るのは早計であろう。

 今回キズナの勝因と変わった点は何処にあったのか?そしてエピファネイアはなぜ3着に終わってしまったのか。

 それぞれの馬に焦点を当てながら、今後何回かに渡り振り返ってみたいと思うが、今回はまず勝者キズナに対して感想を述べてみようと思う。


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■血統どおりの馬体へと変化しつつあるキズナ


 去年のダービーからプラス20キロで登場したキズナ。

 そのうち成長分というか筋肉増加分は、おそらく12~14キロぐらいだったのではないだろうか。

 お腹周りに若干絞れる余地を残していたし、パドック入場当初は意外と脚取りも重かったので、やはり当初の想定どおり調教で仕上げきることは出来なかったのだなと思った。

 パドックでキズナを見て1番思ったことは、いよいよ血統どおりの姿になってきたなということ。

 具体的に言うと母系のストームキャットの影響力が色濃く出て、ディープインパクト産駒らしからぬ筋肉質でパワフルな馬体に変わってきた。

 もともとキズナの距離適性はマイルから2000mぐらいだろうと思っていたが、古馬になりその想定どおりの馬体に変化してきたのは間違いない。

 少なくともクラシックディスタンス以上では、あの重いパワフルな筋肉は逆にマイナスに出るなと思った。

 競走馬の中には3歳の頃には距離をこなしたのに、古馬になるとその当時よりも距離がこなせなくなる馬が相当数存在するが、それは馬体が完成され必要な筋肉が身に付くことにより、若い頃よりも関節の稼動域が伸びなくなり、ある種の柔軟性が失われるため。

 今回のキズナのパドックでも分かるのだが、身体全体に筋肉が着いた代わりに、後ろ肢の一完歩の幅は3歳時よりも明らかに狭くなっていた。

 もちろん今回は8分程度の仕上がりだったので、これより出来が上向けばもう少しストライドは伸びるだろう。しかし基本古馬になってマイラー色が色濃くなったのは間違いないと思われる。


■馬よりも騎手の実力差が現れたレース

 レースでは予想通り後方からの競馬になったキズナ。

 レース後のコメントで武豊騎手は『ポジションは考えていなかった。出たなりで競馬しようと思っていた』とコメントしているが、半分嘘で半分本音だろう。

 相手関係からも敵はエピファネイア1頭だと重々承知していた武豊騎手。そのエピファネイアの前には絶対出ずに、とにかくマークしての競馬を意識していたのは間違いない。

 その武豊騎手にとって、今回エピファネイアが自分の直ぐ前にポジションを取ったということは驚きでもあり、願ってもない展開だったのでは。

 内回りでの機動力はともかく、末脚の破壊力に関しては明らかにエピファネイアよりもキズナのほうが上。追い比べの展開に持ち込めれば負けないという自信は武豊騎手にもあったと思うが、今回わざわざ相手の方からキズナの土俵である末脚勝負を挑んできてくれた。

 これはエピファネイア鞍上の福永騎手にしてみれば致命的な大失敗であり、武豊騎手にしてみればこれ以上ない美味しい展開。前のことは殆ど気にせずに、目の前にいるエピファネイアの仕掛ける瞬間だけを見極めれば良かったのだから。

 案の定、直線入り口でキズナに対しセーフティリードを築けなかったエピファネイアは、坂のところでアッサリとキズナに交わされトウカイパラダイスすらも交わせずに3着。

 そしてキズナは、エピファネイアを交わした勢いで一気にトウカイパラダイスをも捉え、最後は1馬身半差を付けての余裕の勝利。

 馬の実力よりも、騎手の実力差がこれほど顕著に現れたレースは珍しいのではないだろうか。

 無策のままレースに臨み、馬の長所すら引き出せずに終わってしまった騎手と、相手の犯した失策を見逃さずに突き、且つ結果を残す騎手。

 福永騎手と武豊騎手の差をまざまざと見せ付けられた大阪杯だった。


■苦戦が予想される春の天皇賞だが・・・

 ライバル対決となった大阪杯を快勝し、胸を張って春の天皇賞へ向かうことになったキズナ。

 おそらく本番では1番人気に支持されるのではないかと思うが、個人的には競馬ファンが思っているよりも厳しい戦いが待ち受けているのではないかと思っている。

 先ほども述べたように、本質的にはマイルから2000mぐらいまでがベストの同馬。気性的に折り合いの不安が全くないのはプラスだが、折り合いがつけば距離はこなせるというものではない。

 キズナが本番で好走するためには、いくつかの条件が揃うことが必須であろう。一つには昨年と同じように好天に恵まれ、スタミナよりもスピードが優先される馬場になること。

 もう一つは基本器用さがない馬なので、地力で動かなくてもすむような直線勝負の競馬になること。この2つは好走する為の絶対条件だと思う。

 ただ条件に恵まれたとしては待ち構えるライバルは強力。スタミナ勝負になればゴールドシップの優位は動かないだろうし、スピード勝負になっても昨年の覇者であるフェノーメノや、日経賞を圧勝したウインバリアシオンが待ち構えている。

 能力だけならキズナもこれらライバルと互角以上にやれる力を備えているが、それはあくまで自分のベスト条件でやれた場合の話。

 今回エピファネイアがキズナの土俵で勝負して完敗したように、相手の土俵でキズナが勝負すれば良い結果が出ないのは容易に想像できる。

 まあ手綱を取るのが当代随一の名手・武豊騎手だけに、その辺のことは心配要らないだろうが・・・。

 名手とキズナのコンビが、新たな舞台でどのような競馬を展開し結果を残すのか、注目したい。


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[ 2014/04/07 08:30 ] レース回顧 | TB(0) | CM(-)
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