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規格外の名牝が見せた規格外の脚・・・。ハープスターの桜花賞を振り返る ~2014桜花賞レース回顧・前編~



 先日行われた桜花賞。

 このレースは現地で観戦していたのだが、その盛り上がりとレースのインパクトは凄まじいものがあった。

 今回素晴らしいレースを提供してくれた18頭の乙女たち。

 その中から、まずは優勝馬ハープスターに焦点を当てて、桜花賞というレースを振り返って見たいと思う。


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■GⅠを勝つに相応しい仕上がり


 出来に関しては、流石にGⅠということもありしっかりと仕上げてきた印象を受けた。

 昨年の阪神JFで見せていたような皮膚の厚さはなくなり、毛ヅヤもピカピカ。

 前走ぐらいまではパドックでも良く言えばドッシリ、悪く言えばノソノソと歩いていたが、今回は気合乗りも早く歩様も軽かった。

 松田博資厩舎は坂路でビシッとやる厩舎ではないので、たまに腰に甘さを見せることがあるのだが、今回のハープスターはそういったところは無く、腰もしっかりと嵌っていたと思う。

 春はまだもう一戦あるので、もう一段良くなる余地を残した仕上げではあったが、それでも今回出走してきた18頭中、5本の指に入る仕上がりだったのは間違いない。


■ベストでは無いにしろ、ベターな競馬

 レースに関してはもう見たまんまである。

 スタートは互角に出すも、その後はマイペースを貫き定位置とも言える後方待機。

 3コーナー過ぎから徐々に前との差を詰め始め、残り500m辺りからスパートを開始。

 4コーナーで大外を回るロスはあったものの、抜群の切れと末脚の持続力という同馬の武器を十二分に活かしきり、ゴール前でレッドリヴェールを差し切るという競馬であった。

 今回のハープスターの競馬振りに関して、手綱をとった川田騎手に対しまあ色々言われているみたいだが、桜花賞というレースのみを見た場合、ベストではないにしろベターな競馬振りではなかったろうか。

 今回の川田騎手の騎乗振りに異論を唱えている人たちは『もっと前で競馬しろ』。具体的に言えば好位での競馬をすべきだったと言っている様だが、今回ハープスターが大外18番から出走となったことを忘れているのだろうか?

 コース改修により以前よりマシになったとはいえ、桜花賞で大外枠から先行して結果を残すことが中々難しい。

 クラシック本番ということでレースの流れも前哨戦とは違い厳しいものになるし、他の騎手たちも1番人気の馬を易々と内に入れるほど甘くはないだろう。

 厳しい流れが予想される中、先行して大外を回すリスクを犯してまで好位で競馬する必要がどこにあるのか。

 しかもハープスターは今までそういった競馬をしてきたことが無いのである。馬は今までの経験から『レースは後ろから行くもの』と覚え込んでいるだろうし、いきなり先行する競馬を騎手が促しても戸惑うばかりだろう。

 好位からの競馬を推す方々は『先々のこと(具体的には凱旋門賞)を考えて、そういう競馬をするべきだ』と主張しているが、クラシック本番を凱旋門賞の前哨戦みたいに扱うのは、レースに対しても他の馬たちに対しても失礼なのでは?

 あとこの人たちはハープスターが好位から競馬をしても、同じようなパフォーマンスを発揮できると信じて脚質転換を主張しているが、なぜそんなことが言えるのだろうか?

 後ろからの競馬がハープスターにピッタリだからこそ、あのようなハイパフォーマンスが発揮出来ていると考える事だって出来る筈だ。

 そもそも競走馬はクルマや機械ではない。人間の思うように自由に操れる存在ではないのだ。

 第一クルマにだって特性はある。加速に優れているクルマ、加速は劣るが最高速は伸びるクルマ、コーナリングで強さを発揮するクルマ、クルマにも色々ある。

 そういったクルマを速く走らせようとしたら、その特性を活かしたドライビングテクニックが必要なのは言うまでもない。その特性を無視したって速くは走れないのだ。

 同じことは競走馬にも言える。というか競走馬は生き物なので、クルマ以上にシビアだ。

 クルマだったら特性に合わない乗り方をして失敗しても、反省し次からそれを活かした乗り方をすればいいが、競走馬の場合そう簡単には事が運ばない可能性がある。

 競走馬は良くも悪くも学習する生き物なのだ。良い事ばかりを学習するなら良いが、悪いこと、失敗したことだって学習するケースがある。

 「今回脚質転換を計りました。馬の特性に合わなくて大敗しました。次からは前の乗り方に戻します」と言っても、脚質転換を試みたことにより以前の競馬の記憶が消去され、元通りの競馬が出来なくなった例などいくらでもある。

 そういったことを鑑みた場合、安易に脚質転換すべきと言えるのだろうか?しかもこの戦法で結果は付いてきているのだ。

 ハープスターが好位からの競馬を出来ないとは言わない。競馬センスの良い馬なので、教え込んでいけば好位からでも競馬出切る様にはなるであろう。しかしそれで以前と同じようなパフォーマンスが発揮出来るかは別の話である。

 現実的な話として脚質転換を論じるのなら、まずは一列前、中団から競馬を目標にするべきであろう。それを実行するにしても、中団からあの脚を使えるように更に調教を強化し、基礎体力を向上させねばならないが。

 元来脚質転換とは壁にぶち当たった馬がするパターンが殆どだ。それにしたって失敗する事が殆どだし、実を結ぶにしても時間が掛かることが多い。

 そのリスクに対し、得られるリターンはどれ程のものなのか?本当にリターンはあるのか?これはやってみないと分からないのである。

 競馬ファンがアレコレ好き勝手言うのは仕方ないし、それも楽しみの一つなのでまあ良いかな?と思うのだが、競馬関係者やマスコミ等がイメージだけで語るのは正直止めて欲しい。そもそもミスリードは許されない立場なのを自覚しているのだろうか?

 高速馬場問題にしてもそうなのだがイメージだけで語らず、もっと論理的にデータ等を活用するなどして説得力を持たせた競馬評論家・関係者が出てくることを願っている。


■雑音に惑わされず普段どおりの姿で

 阪神JFの雪辱を果たし、見事GⅠタイトルを獲得したハープスター。

 レース後、オーナーサイドはオークスからの凱旋門賞挑戦を公言したそうだが、3歳牝馬としては規格外の馬だけに期待は高まる。

 血統や馬体的な観点からいくと、ロンシャンの2400mに対する不安は結構あるのだが、世界の頂点に立つような馬はそういった不安点を軽く凌駕する事が多々あるもの。これは脚質に対してもそうだ。

 何より大事なのは、レースにベストの体調で臨み、レースではハープスターの特性・長所を活かし切ること。

 世界最高峰のレースに挑戦する事が具体化すると、必然的に周囲からの雑音が大きくなることだろうが、ハープスター陣営には自分を見失わず泰然としたまま、レースに臨んで欲しいと思う。

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[ 2014/04/15 08:13 ] レース回顧 | TB(0) | CM(-)
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