いよいよ明日開幕!! ホッカイドウ競馬が日本競馬再興の鍵を握る


クラキンコ@ホッカイドウ競

いよいよ明日から、門別競馬場で今年度のホッカイドウ競馬開催が始まる。

以前のブログからお付き合い頂いている方にはご存知の通り、私にとってホッカイドウ競馬は愛すべき故郷だ。ホッカイドウ競馬から旅立って、既に9年余りの月日が経とうとしているが、未だにあの場所に強い愛着を持っているし、有難い事に関係者の方々とも親しくさせて頂いている。

ホッカイドウ競馬は馬産地日高のシンボルとして、いつまでも存続していて欲しいし、現状に甘んじること無く、更に繁栄して行って欲しいと思っている。まずは開催初日である明日4月25日から、今年度の開催最終日である11月15日まで。大過なく無事に開催されていくことを、心から願っている。
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●ホッカイドウ競馬といえば2歳戦

ホッカイドウ競馬といえば、やはり有名なのはハイレベルな2歳戦だろう。

私が在籍していた頃から2歳馬のレベルは充分高かったが、近年は更にレベルが高くなっている。それは在籍している馬の血統レベルを見れば一目瞭然。私が在籍していた頃は、お世辞にも血統レベルが高い馬ばかりとは言えなかったが、今ではJRAに在籍していてもおかしくない血統レベルの馬がかなり多くなっている。

これは外厩制度を導入したことにより、社台グループやマイネル軍団。その他有力牧場の所有馬が、多くホッカイドウ競馬に所属するようになったことが大きい。外厩制度と言えばコスモバルクが有名だが、あの馬の出現を境に、ホッカイドウ競馬に所属する馬の血統レベルは、一気に向上したと思う。今ではホッカイドウ競馬を旅立った馬たちが、各地方競馬で世代の頂点に立つことなど珍しい事ではなくなった。

私が在籍していた当時も、サプライズパワーやインテリパワー、ラヴァリーフリッグなど活躍する馬はちょくちょく輩出していたが、今のように南関東の重賞で、上位を独占するような事態にまでは至ってなかった。近年JRAの特指競走では中々結果が出せていないが、これは馬のレベル云々よりも、出走出来るレースが昔に比べて極端に減らされたことや、JRAの2歳戦の開始時期が早まり、ホッカイドウ所属馬の売りであったレースキャリアのアドバンテージが、昔ほど有効で無くなったことが大きく影響している。

所属馬のレベルそのものは、過去にJRA北海道シリーズの2歳戦を席巻していた頃よりレベルアップしており、今年もホッカイドウ競馬所属の2歳馬たちは要注目だ。


●古馬が弱い、そう言われてた時期も確かにありました

レベルの高い2歳戦と比べ、古馬陣の層が薄いのがホッカイドウ競馬の泣き所・・・。昔からそう言われて続けて来たのだが、近年はそうでもなくなってきている。

以前は確かに古馬陣の層は薄かった。たまにレベルの高い馬も存在していたが、それは本当に稀。交流重賞等で華々しい活躍をする2歳馬たちと比べると、他地区の馬にも歯が立たなかった古馬陣は、どうしても2歳馬に比べて魅力が一枚二枚落ちるのが現状。だからこそ、余計に2歳戦に力を入れてきたという経緯も有った。

しかし、近年の地方競馬全体を包む不景気の影響で、その風向きが変わってきたのである。

もともとホッカイドウ競馬は2歳戦に注力するため、古馬のレースの賞金をいち早く下げて抑え気味にしてきた。賞金を下げた当時は、当然のことながら古馬の他地区への流出を招いたりもした。しかしそこから極力賞金を下げず、その水準を維持し続けていたら、いつの間にか地方競馬の中では高い部類の賞金水準になってしまったのだ(苦笑)

もちろん南関東などとは比べられない。しかしそれ以外の地方競馬と比べると、ホッカイドウ競馬の方が賞金的に恵まれている場合が殆ど。当時いち早く支出を抑え、競馬運営に無理のない賞金水準を設定したからこそ、この賞金水準をずっと維持し続けることが出来た訳だが・・・。この世の中、何が幸いするか分からないものである(苦笑)

という訳で、今ホッカイドウ競馬の古馬戦線もかなり魅力的な面子が揃いつつある。

特に地方競馬ファンにとって注目なのが、地方が誇る名牝2頭。クラキンコとショウリダバンザイの存在だろう。共にホッカイドウ競馬でデビューし、全国区にのし上がった同期生。かたや史上初の牝馬による北海道三冠を成し遂げた名牝。かたや南関東牝馬クラシックを制し、牝馬交流重賞でも差の無い競馬をしている、地方競馬屈指の実力牝馬。この2頭の実力はほぼ互角で、今年も熱い戦いを繰り広げてくれそうである。


●日本競馬を牽引すべき存在へ・・・

いよいよ明日から始まるホッカイドウ競馬。

先日、門別競馬場に地方では初となる本格的な坂路コースが完成した。また売り上げも、年々徐々にではあるが増加してきており、長年にわたる関係者の多大な尽力・努力が身を結びつつある現状を非常に嬉しく思う。

しかし、これで終わりではない。これからなのである。
中央競馬、そして地方競馬を覆う現状は依然として厳しい。右肩上がりの傾向に有るホッカイドウ競馬といえども、少しでも油断すれば直ぐに奈落に落とされる。まだ気を抜ける状況ではないのだ。

幸いにしてホッカイドウ競馬はその特性上、馬産地のバックアップを受け易い。地域と一体となって、更なる改革へ打って出ることが可能な下地を持っているのである。

個人的には、今後の日本競馬浮上の鍵を握るのは、馬産地競馬であるホッカイドウ競馬であると思っている。ホッカイドウ競馬が元気になれば、馬産地も元気になり、引いては日本競馬を牽引する原動力も生まれる。そう考えると、今後のホッカイドウ競馬の行く末、進路が非常に大事になってくるのだ。

今年は今後のホッカイドウ競馬存続に向けた、中長期的5ヵ年計画の2年目に当たる。

昨年、ホッカイドウ競馬単独の売り上げとしては計画比プラスを達成したが、東日本大震災の影響で他場の場外収入が落ち込み、総額としては赤字となってしまった。この赤字は道の一般会計からは持ち出さず、今年度予算に繰り越したので、今年は当初計画よりも更に多くの売り上げが求められることになった。

日本経済は円高による不景気が続き、先行きはかなり不透明な状態だ。
この不景気は、間違いなく馬券売り上げにも影響してくることだろう。今年度のホッカイドウ競馬開催も、売り上げ的にはかなり厳しい戦いの連続となることは間違いないと思う。

しかしである。
昨年も東日本大震災の影響で、売り上げ減は必至と見られていたが、結果として計画以上の売り上げを達成することが出来た。その原動力は、予算の限られた中であっても知恵を振り絞り、効果的な策を講じた運営。そして魅力的な競馬を提供することを第一に心がけ、全身全霊でレースに臨んだ厩舎関係者。間違いなく彼らホッカイドウ競馬に携わる人々の、精一杯の努力の賜物だろう。やってやれないことは無いのだ。

今から10年前。
ホッカイドウ競馬の内部では、既に廃止が決定したかのような空気が流れていた。しかしそれを受け入れることを決して良しとせず、どん底から立ち上がり、存続に向けた努力を関係者一同が必死で続けてきた結果、今では各地の関係者から『ホッカイドウを見習え!』と呼ばれるぐらいまで立て直すことが出来た。彼らが成し遂げた奇跡は、日本競馬再興が決して不可能ではないことを、しっかりとした形として示してくれている。


●ようこそ競走馬の故郷、日高へ!

いよいよ明日から今年度の競馬開催が始まる。
およそ7ヶ月あまりの短い期間では有るが、関係者一同全力で競馬に取り組み、競馬ファンの皆様に魅力有るレースをお届けしたいと思っている。

北海道にもようやく春が訪れ、この大地の魅力を心から堪能出来る良い季節がやってきた。
是非とも競馬ファンの皆様には、この機会に競走馬の故郷である北海道日高を訪れ、魅力溢れる素晴らしい大地・北海道を、心の底から堪能して欲しいと思う。

そしてその折には、是非とも馬産地日高の玄関口・門別競馬場にも足を運んで頂きたい。
広大な牧場地帯のど真ん中に、ライトに照らされ忽然と浮かび上がる門別競馬場。そしてそこで行われているのは、都会では決して見ることが出来ない、満点の星空の下で行われる競走馬たちの競演。。。

彼の地を訪れた経験は、きっと皆さんの心に忘れることの無い、素晴らしい思い出として刻まれることでしょう。


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[ 2012/04/25 00:05 ] 地方競馬 | TB(0) | CM(0)
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