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無残にも打ち砕かれた大きな期待・・・。 エピファネイアが何故敗れたのか考えてみた ~2014クイーンエリザベス2世Cレース回顧~



 4月27日。香港のシャティン競馬場で行われたクイーンエリザベス2世C(香GⅠ)に、競馬ファンの期待を一身に受けて参戦したエピファネイア。

 地元のスターホースであるデザインズオンローマが1番人気に支持され、エピファネイアは海外初挑戦にも関わらず2番人気。

 香港の競馬ファンにも高い評価を受け、私もエピファネイアならきっと勝ってくれると大きな期待を寄せていたのだが・・・。最後の直線で目にした光景は余りにも無情なものだった。

 多くのファンの期待を集めながらも、4着に敗れたエピファネイア。

 果たして彼には何が足りなかったのか?改めてレースを振り返りながら考えてみたい。


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■軽さ優先の仕上げが仇となったエピファネイア





 仕上がりは悪くなかったと思う。パドックをじっくり見れた訳ではないが、落ち着いていたし馬体の張りも悪くなかった。

 大阪杯の時と同じようにすっきり見せていたし、初の海外遠征としてはマズマズの出来だったのではないかと思う。

 ただ今だからこそ思うのだが、ここ2戦はスッキリし過ぎていたような気がしないでもない。

 これが例えば東京や京都といった、何よりも軽さとスピードを求められる馬場でのレースなら、まさにピッタリの仕上げだっただろう。

 しかし前走の阪神も今回のシャティンも、スピードよりもまずパワーが重視される馬場。特にシャティンの馬場は一時期キングマンボ馬場と呼ばれたほど、パワーとスピードを高い次元で求められる。

 そういった馬場でのレースに挑むに辺り、今回のエピファネイアのような軽さ優先の仕上げは不適当だったのではないだろうか。

 実際このレースで上位に来た馬たちは、みな筋骨隆々で幅のある馬たちばかり。1着のデザインズオンローマ、2着のミリタリーアタック共に、パワーとスピードが売りのダンジグ系種牡馬の子供たちだ。

 3着のヴェルシンゲトリクスは父系こそニジンスキーの系統だが、母母父がダンジグであり、実に3着までをダンジグの影響を色濃く受け継いだ馬たちが独占したことになる。

 エピファネイアは母父のスペシャルウィークの影響が色濃く出た、あまり幅の無いスラッとした馬体をしているので、これらダンジグ系の馬たちが上位を占めるようなパワー優先の馬場だと、余計に苦しかったのではないだろうか。


■「折り合う」と「力む」は違う

 レースでは好位3番手からの競馬となったエピファネイア。

 序盤のペースが遅かったこともあり、1コーナーから3コーナー過ぎまでずっと力んで走っていた。

 福永騎手や安藤勝己氏などはレース後、「折り合いは付いていた」とコメントしていたが、確かに鞍上の制止を振り切ってまで前に行こうとはしていなかったので、そういう意味では折り合いは付いていたかもしれない。

 しかし終始頭を上げ気味にし、首に力を入れて走っていたエピファネイア。あれだけ身体に力を入れて走っていたら、いくらペースが遅くとも体力は消耗してしまう。折り合っていても、力んでしまったらあまり意味はないのだ。

 少なくとも昨年秋以降のレースの中では、今回が1番無理な走りをしていた印象で、馬をリラックスさせて走らせる事が出来なかったという意味では、福永騎手の責任は少なくないと思っている。

 さてレースに戻るが、今回のレースは序盤こそペースが遅かったものの、残り800m辺りから急激にペースが上がり始め、残り600mから400mの区間で最速ラップを計測するという、日本ではまずありえないような特殊な流れのレースとなった。

 この600mから400m区間というのは、ちょうど3~4コーナーの中間点から、直線入り口までの区間になるのだが、エピファネイアもこの区間で最速ラップを刻んでおり、かなり脚を消耗してしまったようである。

 外から映像を見ている限りでは、4コーナーをまさに馬なりのまま抜群の手応えで上がって来た様に見え、そこから更に加速するような錯覚を覚えたのだが・・・。

 実際には既にこの時点で最高速に達しており、そこから更に加速する、若しくは脚を維持するのは、そんなに脚を長く使うタイプではないエピファネイアにとって、難しい相談だったということだろう。

 直線部分に当たる残り400mもそれなりの脚は使っているエピファネイアだが、やはり前半力んでしまった分と仕掛けどころを誤ってしまったお陰で末脚は鈍り、徐々に失速しながらゴール坂を通過している。

 これが日本で良く見られるような残り600mから動き出す競馬なら、もっと頑張ってくれたと思うが・・・。元々ロングスパート戦はそんなに得意ではない同馬にとって、今回は色々と厳しい競馬になってしまった印象を受けた。


■限界が見えた福永騎手とのコンビ

 今回の香港遠征はエピファネイアと陣営にとって、改めて課題と問題点を浮き彫りにするものになったと思う。

 馬の本質的なものによるものか、厩舎側の調整法によるものかは分からないが、以前のオールマイティさが薄れ、軽い馬場仕様へと特化してしまった馬体の造り。

 デビューからずっとコンビを組んできて、一定のレベルまでは意思疎通が出来るようになったものの、そこから先へは進めず頭打ち感が出てきた福永騎手とのコンビ。

 1つ目の軽さに特化してしまった馬体の造りについては、今後も世界を目指して戦っていくのなら改善は必須であろう。シャティンにしろシンガポールにしろ欧州にしろ、ある程度のパワーがないと互角の戦いを演じることは出来ない。

 最近のエピファネイアの調教を見ていると、あくまで折り合い重視の調教がメインで、一杯に攻められている様子は窺えない。しかしこれからはある程度リスクは負いながら、それでも敢えて攻めていかないと、更なるパワーアップを図ることは出来ないだろう。

 2つ目の福永騎手とのコンビだが、今回の騎乗を見てそろそろ限界が見えてきたかなという印象を受けた。

 確かに今回は馬の出来やレースの流れなど不運な面もあり、大阪杯と違って全面的に福永騎手に非が有ったとは言えない。

 しかし相変わらずエピファネイアを上手く制御することが出来ておらず、また自身が跨って感じた感覚と実際のレースの流れに、かなり大きなズレを生じている様子がコメントから分かるなど、どうも馬との波長が合っていないようだ。

 ここまで騎乗停止で乗れなかった弥生賞以外は、全てのレースに跨ってきた福永騎手。

 正直時間は充分すぎるほど与えられていた訳で、それでこの現状ということは、もうこのコンビに上積みはないと判断しても良いのでは。

 エピファネイアも4歳。限られた競走馬生活の中で、いつまでも悠長に構えていられる時間は無い。これからは一戦一戦が大事になってくるだけに、更に上を目指すためにも乗り代わりは有力な選択肢の一つになるのではないだろうか。

 もちろん乗り代わる騎手は誰でも良いという訳ではない。エピファネイアも向こう気の強い馬なので、強引に支配下に置こうとする騎手は合わないだろう。

 外国人騎手ならスミヨン騎手やルメール騎手。日本人騎手ならば横山典弘騎手辺りが適任かな。岩田騎手や川田騎手は当たりが強すぎるところが有るので、ちょっと合わない気がする。

 正直なところ、ここに来てライバルのキズナに少し水をあけられはじめた感があるエピファネイア。ファンとしてはこの現状は何とも悔しいし、もっとやれると確信しているだけに歯痒い気持ちが強い。

 一歩先に行ったライバルに追いつく為にも、角居勝彦調教師には慎重且つ大胆に攻めの決断を下して欲しいと思う。


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[ 2014/04/29 21:55 ] 海外競馬 | TB(0) | CM(-)
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