昨年はのちのGⅠ馬であるコパノリッキーが、この後ユニコーンSを勝つことになるベストウォーリアをぶっ千切って勝った兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)。
今年はオープン特別勝ちのあるエキマエとランウェイワルツに、フィリーズレヴュー(GⅡ)3着のエスメラルディーナを加えた3頭の争いと見られていたが、結果的にはダートで実績を残してきた2頭の強さが際立つレースだったと思う。
スポンサードリンク
■見応えあった2頭の叩き合い
最後の直線の攻防には力が入った。
4コーナーから直線入り口での勢いでは完全にランウェイワルツが勝っており、これは勝ったかと思ったんだけどね・・・。そこからエキマエが差し返すとは思わなかった。
ただ個人的にはエキマエがもう一度伸びたというよりも、ランウェイワルツが止まったと見るのが正しい気もする。
マイナス12キロと大きく馬体を減らしてきたようにギリギリの造りだった様だし、レース序盤もスローな流れの影響でかなり掛かっていた。
それだけに脚を溜めて一気に爆発させる乗り方をしたものの、最後の100mで脚が上がってしまい、ジリジリと伸びていたエキマエに逆に差し返される結果になったのだろう。
ランウェイワルツと川原騎手にしてみれば、完全に勝ちパターンの競馬だっただけに悔しさが残るだろうし、エキマエと戸崎騎手にしてみれば一気に交わされた時に、そこで諦めずに喰らいついたことが勝利を手繰り寄せた。
最後の直線での戸崎騎手と川原騎手の叩き合いは本当に見応えあったし、これぞ地方の名手同士の一戦と呼べる激しさがあったと思う。
この2人に駆られて名勝負を演じたエキマエとランウェイワルツ。この2頭が今後更なる飛躍を遂げることを期待したい。
◆ブログ移転しました◆
新しいブログ『馬事総論ドットコム』を開設しました。今後はこちらのブログで更新を続けます。
新しいブログのURLはhttp://bajisouron.com/です。
恐れ入りますがお気に入りの変更をお願いします。
スポンサードリンク