怪物の走りは日本ダービーをも飲み込んでしまうのか!? ~第19回青葉賞(GⅡ)レース回顧~


2012青葉賞

【UMAJIN】フェノーメノ&エタンダールがダービー切符
http://uma-jin.net/news/news2012042804.html
28日、東京競馬場で行われた第19回青葉賞(GII、芝2400m)は、単勝2.1倍の圧倒的1番人気に支持されたフェノーメノ(牡3、美浦・戸田)が、道中は中団待機から、直線で末脚を伸ばして快勝した。勝ち時計は2分25秒7(良)、鞍上は蛯名正義騎手。

クランモンタナ(牡3、栗東・音​無)が注文をつけて先頭へ。2番手でビービージャパン(牡3、栗東・千田)が続き、3番手にタムロトップステイ(牡3、栗東・西園)が位置する。

続いて6番手の位置にエタンダール(牡3、栗東・藤原英)。さらにアドマイヤブルー(牡3、栗東・橋田)、カポーティスター(牡3、栗東・矢作)、フェノーメノらが中団を追走し、3番人気サトノギャラント(牡3、美浦・藤沢和)は最後方で脚をタメる。

淀みないペースでレースは流れ、勝負は長い最後の直線での脚比べに。内で、懸命にクランモンタナが粘っていたが、残り400mで馬群に飲み込まれる。そこで、馬場の真ん中からタムロトップステイが先頭に立ち、さらに外からステラウインド(牡3、美浦・尾関)、エタンダール、一番外をフェノーメノが伸びてくる。

タムロトップステイをかわすと、しばらく外3頭の競り合いが続いたが、残り150mでフェノーメノが先頭に立つと、あとは後続を突き放して2馬身半差の快勝。2着に渋太く脚を伸ばしたエタンダール、2着から1馬身1/4差の3着にステラウインドが入線した。このレースの上位2頭にはダービーへの優先出走権が与えられる。

なお2番人気カポーティスターは9着、3番人気サトノギャラントは13着、4番人気アドマイヤブルーは6着にそれぞれ敗れた。配当は単勝210円、馬連4,830円、馬単6,260円、3連複48,540円、3連単189,270円。勝ったフェノーメノは父ステイゴールド、母ディラローシェ(母父Danehill)という血統で、通算5戦3勝、重賞は初勝利となった。なお蛯名騎手は、怪我から復帰後3日連続でメインレースを制覇している。


ダービー好走馬を輩出することで定評の有る青葉賞。
今年は17頭の若き優駿がダービーへの優先出走圏を賭けて参戦しましたが、終わってみれば1頭の馬の強さばかりが目立つ結果となってしまいました。

勝ち馬の名が持つ意味は、ポルトガル語で『超常現象、怪物』
果たしてダービーの大舞台で、その名に相応しいパフォーマンスを披露する事が出来るのでしょうか。
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■各馬短評■

1着 フェノーメノ
強かったですね。結果として、1頭だけ力が違った印象を受けました。道中は中団の内ラチ沿いを追走。馬場を考慮して3~4コーナーの中間点辺りから、やや早めに動き出して行きましたが、内にいた同馬を無理なくスッと外に持ち出した手腕は、さすがベテラン蛯名騎手と言えるものでした。直線では馬場の真ん中を豪快に伸びる快走。やや内にモタれる面があり抜け出すのに手間が掛かりましたが、内にいたエタンダールと馬体が離れて左鞭が入った瞬間、一気に突き放した脚は見事でした。まだまだ余力が感じられる勝利で、一躍ダービーの有力候補に名乗りを挙げたと言っていいでしょう。個人的にはゴールドシップよりも同馬のほうが府中に適性を感じられるだけに、ダービーでもマークしたいと思っています。

2着 エタンダール
スタートもポンと出て、道中は中団やや前目での競馬。向こう正面に入ったところで一瞬行きたがりましたが、直ぐに落ち着いているだけに、それ程影響は無かったでしょう。直線でも良い伸びを見せて文句無い競馬を出来ているのですが、1頭強い馬がいたということですね。現時点での力は発揮できていると思いますが、現状ではダービーは厳しい感じもします。

3着 ステラウインド
スタートで少し立ち遅れてしまいましたね。道中は勝ち馬を見る形での競馬。折り合い等に難しい面は全く見せず、スムーズに追走できていました。直線では上位2頭に並ぶところまで行きましたが、そこで怯んだのか一旦離されてしまいます。その後再度追い上げて来ているように、あそこで上手く付いていければ2着も有り得たでしょう。少し残念な競馬となってしまいました。

4着 ヤマニンファラオ
スタート時大きくバランスを崩してヒヤッとしましたが、何とか態勢を立て直すことが出来ました。道中は中団を追走。直線は外から伸びを見せますが、ジリジリとしか伸びない感じで、上位3頭とは切れ味の差を感じさせましたね。やはりダイワメジャー産駒は、他のサンデー系の馬に比べて切れ味で欠ける印象。東京や京都よりも、馬場が重い中山や阪神が得意な産駒が目立つのも納得です。

7着 クランモンタナ
同馬がハナを切る展開。距離が長い印象も受けましたが、根本的にまだ重賞では力不足なのかもしれません。良血で馬体も良い馬なので、大事に育てれば秋以降素質が開花するような気がします。

8着 ジャングルクルーズ
道中は好位の内ラチ沿いを追走。正直乗り方にケチを付けるところは全く無かったので、単純に力不足だったと言うしかないでしょう。素質は間違いなく重賞級といえるモノを持っているので、秋以降に期待したいと思います。

9着 カポーティスター
パドックでノンビリしてましたね(苦笑)連闘なのでカリカリしているかと思いましたが、元々こういう馬なのでしょうか?レースでは後方から。前走のような脚を見せることは出来ずに、9着に終わってしまいました。もしかしたらあの気合不足が、連闘の影響だったのかもしれません。長い距離で面白そうな馬なので、菊花賞を目指して出直して欲しいと思います。

13着 サトノギャラント
またやってしまいましたね(苦笑)いつものことですが、あの日の馬場状態で最後方ポツンでは、勝負になる訳もありませんでした。たまにこういう騎乗をするから、一部ファンから信用できないと言われるんですけどね、ノリさんは(苦笑)確かにベゴニア賞ではあのような競馬で勝っていますので、同馬にあった乗り方を選択したという言い分も判るのですが・・・もう少し当日の馬場状態を考えて、乗って欲しかった気もします。


■感想■

終わってみれば、フェノーメノの強さばかりが目立つ青葉賞でした。
ダービーへの優先出走圏はフェノーメノとエタンダールが得た訳ですが、正直ダービーで勝負になるのはフェノーメノだけでしょう。

フェノーメノの父はステイゴールドですが、同じ父の皐月賞馬ゴールドシップよりは、フェノーメノの方がダービーでは魅力が有ると僕は考えています。府中の長い直線という条件を考えた場合、ゴールドシップよりもフェノーメノの方が末脚の破壊力は上のような気がするんですよね。ゴールドシップはどうしても頭の高い走法が気になってしまいますし(苦笑)逆に菊花賞なんかは、ゴールドシップの方が魅力的なんですけど。

この後はダービーに向けてのトライアル的レースとしてプリンシパルSと京都新聞杯。そしてNHKマイルCが行われるわけですが、個人的にはワールドエース・ゴールドシップ・フェノーメノ・グランデッツァの4頭を軸にして考えようと思っています。それ以外の馬はダービーという舞台では、ちと力差が有るかなと。

今週は前述の3レースが全て行われる訳ですが、僕の考えを覆させる新星が誕生して欲しいですね。


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[ 2012/04/30 17:30 ] レース回顧 | TB(0) | CM(0)
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