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ハープスター オークスでの敗因を4つに絞って分析してみた ~2014オークスレース回顧vol.1~



 圧倒的1番人気に支持されながら、オークスでは追い込み届かず2着に敗れたハープスター。

 レース終了直後から、勝ったヌーヴォレコルトを称える声よりも、ハープスターの敗因に付いて議論する声が圧倒的に多いことをみても分かるように、良くも悪くもその存在感は他を圧倒している。

 今回オークスを振り返るに当たって、筆者もまずはハープスターに絞って記事を作ってみた。その内容は一般的に思いつく幾つかの敗因を一つ一つ項目ごとに分け、振り返っていく内容である。


 その敗因とは「1、状態」、「2、距離適性」、「3、レース展開」、「4、直線での落鉄」だ。

 それでは、一つ一つ振り返って見よう。


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ハープスターの状態

 パドックでハープスターを見た印象だが、肌の張りと毛ヅヤ、前脚の捌き、シャープな身体付きなどシルエット上は問題なかった。

 今までのレースでも若干腰の甘い部分を感じさせていたハープスターだが、この部分に関しては今回も少し甘さをみせており、解消されることはなかった。

 パドックでのテンションに関してだが、パドック周回中に時折小走りになる姿は、桜花賞でも見られた。全体的には程よく落ち着いていたと思う。

 今回追い切りでの動きなどから桜花賞以上の仕上がりを期待していたのだが、パドックを見た印象としては残念ながら桜花賞と大差ない状態見えた。


ハープスターの府中2400mの距離適性

 筆者のハープスターの距離適性に関する基本的なスタンスは、馬体的には以前から言っているように中距離をこなせるマイラーというスタンス。

 そして折り合いに難がない点、後方から末脚を伸ばすという戦法を鑑みて距離はこなせると評価したが、結果的にその評価は大筋で間違っていなかったと思う。

 ただ、あくまでもこなせるという評価なので、最後の最後でヌーヴォレコルトとの2400mに対する距離適性の差が、クビ差という着差に現れた可能性は否定できない。

 ハープスターとしては府中の2400mにおける自身の全能力を出し切ったが、この距離での適性で勝るヌーヴォレコルトが、その血の底力で最後凌ぎ切ったという見方も出来るだろう。

 要は単純に表現すれば、府中の2400mという舞台ではハープスターよりも、ヌーヴォレコルトの方が強かったということ。

 レースの結果というのは色々な要素が積み重なって現れるものなので、距離適性だけが敗因の全てであるということはないだろうが、一因である可能性は高いかもしれない。


ハープスターの位置取りが結果に影響を与えた可能性

 スタートが今までのレースよりも良かった為、いつもよりも1列前で競馬したハープスター。これについては問題なかったと思う。

 今回のハープスターのレース振りで注目する場面は2つ。道中外からニシノアカツキにマークされる場面と、直線で外にヨレたニシノアカツキを交わす為に、大きく外に振られてしまった場面だ。

 道中外からニシノアカツキに終始マークされた場面だが、川田騎手はその存在をかなり気にしていた。

 阪神JFでは馬群に突っ込んで脚を余し、結果として2着に敗れたという陣営の評価が有った為か、この馬に関しては大外一気の戦法を頑なに守り通そうという意思を、川田騎手からは常々感じている。

 その戦法を押し通し直線でスムーズに外に出す為なのか、レース全体のペースが上がった3コーナー過ぎで敢えてペースアップを遅らせ、ニシノアカツキを前に行かせてマークを引き剥がすという場面があった。

 ここでペースアップを意図的に遅らせた為、前との差が2馬身ほど余計に付いてしまった。結果論だが、ここで生じた2馬身差分のロスが、最後クビ差となって現れた可能性は否定できない。

 もう一つの外に振られた場面だが、大外一気の競馬をする馬の宿命というか何というか、ハープスターは4コーナーから直線にかけてかなり外に振られてしまった。

 最後の直線では、これまた前にいたニシノアカツキが外にヨレた為、それを交わしながら加速していたハープスターは更に外に振られてしまう羽目になっている。

 コーナーで外を回すほどの距離ロスではないとはいえ、この場面で時計差にして0秒1から0秒2程のロスを強いられたとしてもおかしくない。

 また馬群からだいぶ外を通らされる形になった為に、ハープスターは直線の殆どを他の馬と馬体を併せることなく走破する羽目になった。

 もし馬体を併わせて一緒に伸びることが出来る馬の存在があれば、もう少し末脚が切れた可能性は否定出来ないだろう。
 
 これら今回、ハープスターがレース時に生じたロス等を考えると、同馬がもし理想的な競馬をしていた場合勝ち馬から2馬身、若しくは3馬身ほどの前でフィニッシュしていた可能性はある。

 もちろんこれは完全に机上の計算で、ハープスター以外の馬たちがレースでどういった競馬を強いられたとかは、全く考慮していない。

 その為、この計算がそのままレース結果に現れるとは間違っても断言できないが、これらレース上のロスが生じた影響で、クビ差ヌーヴォレコルトに遅れた可能性はそれ程小さくはないだろう。


ハープスターが落鉄していた影響

 デイリースポーツやネット上で写真が拡がっているのだが、最後の直線でハープスターの左前脚の蹄鉄が半分外れていた。



 これが最後ハープスターが伸びあぐねた理由とする意見が散見されるが、個人的には何とも言えないというのが正直なところだ。

 と言うのも、よく競馬関係者がレースでの敗因で「落鉄の影響が合った」とコメントしていることがあるが、これは殆どが負けた際の体の良い言い訳に使われているだけで、実は落鉄がレースでの敗因に結びつくような有力なデータは存在しない。

 逆に落鉄しててもレースで勝った馬は同じぐらい存在しており、よほど敏感な馬じゃないとレース中のアドレナリンが上昇した状態では馬が落鉄したことに気付かず、影響しないのではないかという意見もある。

 個人的には、推進力を生み出す際に多大な影響がある後ろ脚の蹄鉄がズレたなら、それなりにレース結果に影響が合ったのではないかと思うが、ハンドリング要素が大きい前脚ならそこまで影響しなかったのでは?と思うのだが・・・。

 結論を言うと、馬に聞いてみないと分からないというのが正直なところだ(苦笑)


まとめ

 ここまで4つの項目でハープスターの敗因を分析してきた訳だが、結論をいうと「これだ!」と断言できるような明確な敗因は存在せず、距離適性・レース展開・落鉄等の小さな要素が重なり合い、結果に現れてしまったと考えるのが1番妥当ではないかと思っている。

 そしてこれが一番大事なことなのだが、勝ったヌーヴォレコルトがオークス馬に相応しい力量の持ち主であったと言うことを、決して忘れてはならないだろう。

 競走馬としても種牡馬としても、いつもハーツクライはディープインパクトの前に立ちはだかってきた。

 総合的に見ると種牡馬としても競走馬としても圧倒的に優れた成績を残しているのはディープだが、こういう場面を見るとやはりハーツクライというのは、ディープにとって最大のライバルなんだなと改めて実感する。

 今回の結果を受けて、改めて競馬の難しさと奥深さ、そして面白さを再確認した次第だ。

 最後にハープスターに関しては、今回の結果を受けて特に格段評価を落とす必要はないと思う。直線での伸びはやはり際立っていたし、世代トップの力量の持ち主という評価はなんら下がることはない。

 凱旋門賞挑戦に関しては正直何とも言えない部分はあるが、秋の国内レースにこれといった大きな目標がないことを考えると、今この時期に敢えて世界の頂点に参戦するのも悪くないのではないだろうか。

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[ 2014/05/26 21:10 ] レース回顧 | TB(-) | CM(-)


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