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イスラボニータ ダービーでの敗因は枠順ではなく地力の差 ~2014日本ダービーレース回顧vol.2~


[140601東京10R東京優駿](13)イスラボニータ&蛯名
posted by (C)lunapark0531

 1番人気に支持されるも、あと一歩のところでワンアンドオンリーには及ばず、2着と敗れてしまったイスラボニータ

 惜しくも皐月賞に続く2冠達成はならなかったイスラボニータだが、ダービーを勝つ為に彼に足りなかったものは何だったのだろうか?わずかに及ばなかった原因は何処にあったのだろうか?

 今後のイスラボニータを占う意味でも、改めてダービーでの彼の姿を振り返ってみたい。


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パドックで受けた印象は「皐月賞と変わらず」

 個人的な印象としては、皐月賞から良くなったという印象は受けなかった。仕上がりとしては皐月賞と同じか、若干劣るモノだったと思う。

 プラス6キロと馬体を増やしてきたが、これは直前の追い切りが軽めで絞り切れなかった分ではなかろうか。明らかに重めが残っていたという訳ではないが、研ぎ澄まされた馬体、渾身の仕上げという風にはとても見えなかった。

 身のこなしに関しては相変わらず柔らかさが目立つ、しなやかな動きをしていた。このしなやかさがイスラボニータ最大の武器であり特徴なので、ここが失われてしまうと能力の半分も発揮出来なくなる。

 このしなやかさを変わらずに維持できたのはイスラボニータにとっても良かったし、厩舎も最低限の仕事は果たしたのではないだろうか。


距離不安は自身の走りで払拭

 レース前に懸念されていた距離延長に関しては、まったく問題ないことを自身の走りで示せたと思う。

 元々フジキセキ産駒にしてはスラリとした体型で、脚も長めのイスラボニータ。

 ストライドも非常に大きく、また多くのフジキセキ産駒とは異なる体型をしている馬なので、筆者も以前から「距離延長は問題ない」と言い続けて来たが、レース序盤に折り合いを欠きながらも最後までワンアンドオンリーに食い下がる走りを見せたことで、距離不安派の人たちも黙らざるを得なくなったのではないだろうか。

 ただ距離延長は問題なかったが、やはりベストパフォーマンスを発揮するのは府中の芝2000mだろう。2400mはマイナスにはならないがプラスにもならないというのが、イスラボニータの距離に対する正しい認識だと思う。

 今回イスラボニータは距離延長が問題ないことを走りで示したが、一方で2400mのスペシャリストと思われる馬と五分の条件で競馬すると、好戦するものの最後は苦しくなることが明らかとなった。

 さすがにこれ以上の距離延長はマイナスにしかならないだろう。イスラボニータがその力を発揮できるのは2400mまで。秋は天皇賞路線に進むのが現実的だと思われる。


枠順の差は敗因とは言えない

 レース後、蛯名騎手は敗因を「枠順の差」と明言した。

 「イスラボニータは外枠でポジションを取るのに脚を使った。ワンアンドオンリーは内枠で自然とポジションを取ることが出来、脚を温存できた」という主張だ。

 確かにもっともらしく聞こえるこの主張だが、残念ながら筆者はこの主張には同意できない。それは2頭のレース振りを見比べれば明らかであろう。

 枠順の内外の有利不利が一番明らかになる場面は、主にコーナーでのポジション取りになるであろう。内枠の馬はコーナーでロス無く回れる内側のポジションを取りやすく、逆に外枠の馬は距離ロスを生じ易い外側のポジションを通らされ易くなる。

 しかし今回、イスラボニータとワンアンドオンリーの通った位置は、前後が違うだけでほぼ一緒である。2頭の間に距離的な差はさほど無く、かなり平等な土俵での勝負となった。

 差が出た場面とすれば、それこそスタート直後の最初の直線部分であろう。しかしコーナーで外を回されることに比べれば、その影響など微々たるものである。

 ましてやイスラボニータはスタート直後は若干掛かったものの、1コーナー突入時にスムーズにポジションが取れて以降は折り合いもスムーズで、最後の直線までかなり脚を温存できていた。

 逆にワンアンドオンリーは、スタート直後にポジションを取りに行ったことでだいぶ脚を使っており、しかもレース中はずっと折り合いを欠いた状態。

 それこそレース中に息を抜く場面が殆ど無かった訳で、最後の直線を向いた時にどちらに余力があったのかは、見るからに明らかであろう。

 確かに外枠の影響が無かったとは言わない。しかし蛯名騎手の好リードにより、その影響は最小限に留めることが出来ていた。

 2頭の間についた3/4馬身差は枠順の差ではなく、この府中芝2400mという舞台での地力の差。そう考えるのが正しいのではないだろうか。


関東を代表する名手すら冷静さを失うダービーの魅力

 勝負というものは競い合うものである以上、勝者がいれば敗者も存在する。

 ワンアンドオンリーが81代ダービー馬に輝いたことにより、悲願を達成した橋口弘次郎調教師に多くの祝福の声が贈られているが、かたや蛯名正義騎手は2年前のフェノーメノに続き、またもやあと一歩のところでダービージョッキーの称号を逃すこととなった。

 関東のトップジョッキーとして、長年に渡り活躍を続ける蛯名騎手。

 彼はダービーというレースに対し、人一倍熱い思いを抱いていることで知られているが、2年前のフェノーメノとのコンビで挑んだダービーでは、あと一歩のところで栄冠を逃してしまった。

 その時のレース後、悔しさの余り人目を憚らず号泣する蛯名騎手の姿は、2年以上経った今でも強く脳裏に焼き付いている。

 改めて勝負というものは何と残酷なのであろうか。2年前以上にチャンスがあると思われたイスラボニータを駆っても、栄冠には僅かに手が届かなかった蛯名騎手。

 その心中は察して余りあるし、普段は勤めて冷静さを失わない蛯名騎手が、悔しさの余り思わず枠順の差に敗因を求めてしまったのも、仕方ないのかもしれない。

 当代を代表する名手であっても、その結果に思わず動揺し、冷静さを失わせる。それもまたダービーというレースの重みと魅力、そして魔力なのだろう。

 残念ながら今回も悲願のダービー制覇はならなかった蛯名騎手。この勤勉且つ真面目な努力家に、いつか騎手として最高の栄誉が届けられる日が来ることを、心から願わずにはいられない。

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[ 2014/06/03 21:13 ] レース回顧 | TB(-) | CM(-)


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